幻想日記

そろそろ目醒めたい

機能不全家庭⑰

シリーズ・機能不全家庭

 

今日は⑰「アダルトチルドレンを自力で克服」を、お届けします。

 

 

 

「虐待は連鎖する」と言われているから、第一子を妊娠したときは、少し不安だった。

 

でも、

「私は幸せな家庭を築く」

「私は子供を幸せにする」

「連鎖はあり得えない。私は大丈夫だ」

と強く思い、負の連鎖を断ち切ることを決意した。

 

 

心の傷というのはやっかいなもので、「私は大丈夫だ」と決意しても、なかなか消えてはくれなかった。

 

長男が4〜5歳になったころ、私の心の傷がシクシクと疼きだした。

 

長男を見ていると、幼少期に経験した辛い出来事を思い出してしまうのだ。

 

この症状は、アダルトチルドレンだと自覚していた。

 

でも、子育てが大変で自分のケアをする余裕がなく、カウンセリングや治療は受けなかった。

 

 

 

ある日突然、母からアルバムが送られてきた。

 

私の出生時から小中学生までの懐かしい写真がぎっしり。

 

その写真を見ていたら、動悸が激しくなってしまった。

 

だんだん呼吸も苦しくなり、体がガタガタ震えだした。

 

このとき「私って、けっこう重症なアダルトチルドレンなのかも」と思うようになった。

 

「負の連鎖は断ち切る」と決めたんだから、これはなんとかしなくちゃいけない。

 

私は、自分の過去と決別することにした。

 

「私のことは、私が守る」

「もう、過去に影響されない」

 

そんなことを思いながら、写真を全部捨てた。

 

アルバムごとゴミ箱に投げ込んだら、気分がすっきりした。

 

辛かった出来事は、写真と一緒に燃やしてしまおう。

 

心の中で、過去を焼き尽くすイメージをした。

 

 

 

過去を忘れようと努力しても、母や兄は相変わらずトラブルだらけ。

 

心の傷を癒やしても、また新たな傷が生じる。

 

このままでは私が潰れてしまう。

 

だから、迷うことなく家族と絶縁した。

 

 

 

絶縁後、家族に対する負の感情をきれいに浄化したくなった。

 

私は神社の形代(かたしろ)で穢れを祓うことにした。

人型の白い紙に名前、生年月日、年齢を書く。

 

「私の体に染み込んでいる負の感情を、この形代に移します」

「今後は、家族からの災いを受けません」と念じて、形代で全身を擦る。

 

ネガティブを吸い込んだ形代は、神社でお焚き上げしてもらった。

 

心の中がすっきりした。

 

 

 

 

心の傷と向かい合い、自己流でいろいろやった。

 

 

一番効果があったのは、「宣言」だった。

 

まず、過去の辛かった出来事をたくさん思い出して、箇条書きで紙に書いた。

 

そして、それをひとつひとつ読み返し、「私は、自分の子供にはこれらの行為をしません。絶対に子供を幸せにします」と声に出して宣言した。

 

私はボロボロ泣きながら宣言した。

なんの涙だったのかわからない。

 

「私は絶対に大丈夫だ。これから幸せに向かうんだ」と強く心に刻んだ。

 

書き出した紙はゴミ箱にポイッと捨てて、寝室で寝ていた子供の布団に入った。

 

子供の寝顔を見ながら「幸せにするからね」と誓った。

 

 

家族と絶縁し、心の平安を取り戻すことができた。

 

トラウマ的なことに悩まされることもなく、順調な日々を過ごしていた。

 

 

 

スピリチュアルな探求が進むにつれて、「インナーチャイルド」というワードに触れるようになった。

 

「インナーチャイルドの癒やし」については、全く知識がなかった。

 

インナーチャイルドって何?

 

カウンセリングやヒーリングを受けないと癒せないの?

 

などと疑問だらけだった。

 

 

 

インナーチャイルドが私の中に居るのなら、私が私の力で癒やしてあげたらいい。

 

私は過去に、自力で除霊したことがある。

 

霊的能力がない普通の人なのに、シンクロの連続で除霊することができた。

(除霊の話はこちら↓)

kirarin-star.hatenadiary.jp

 

だから、「インナーチャイルドの癒やし」という謎すぎるヒーリングも、自力でできると思った。

 

 

自己流だけど、私の癒やしはこうして行われた。

 

暗く静かな部屋で、ベッドに仰向けに寝た。

 

目を閉じてゆっくり呼吸をし、お腹に手を当てた。

(インナーチャイルドのエネルギーは腹部に宿るらしい)

 

 

頭の中に、5歳くらいの少女の姿が浮かんだ。

 

膝を抱えてうずくまっていた。

とても寂しそうな雰囲気。

 

私が「大丈夫?」と声をかけると、少女は「うん、大丈夫だよ」と笑顔で答えた。

 

私は少女を抱きしめた。

 

大丈夫じゃないのに、我慢して「大丈夫だよ」と言っているのがわかったから。

 

ぎゅ〜〜〜っと力を入れて抱きしめた。

 

私は「今まで気付いてあげられなくてごめんね。もう大丈夫だからね。ずっと私が守ってあげるから」と言った。

 

少女は「も〜〜そんなに抱きしめなくてもいいってばw わかったよ😊」と、照れ笑いを浮かべていた。

 

私の目からは、涙がポロポロ流れていた。

いつの間にか、自分で自分を抱きしめていた。

 

インナーチャイルドは本当にいた。

 

少女の存在をいつでも感じる。

 

私はいつでも彼女の味方。

寂しい思いはさせない。

 

 

ここまできたらもう大丈夫。

穏やかな安心感に包まれた。

 

_________________

 

 

はい、思い出話はここまで。

 

経験者だから言えるのですが、幼少期に受けた心の傷は根深い!

 

でも!!!!

 

傷は癒せる。

 

トラウマも消える。

 

なんでもかんでも自分次第!

 

 

 

 

心の傷と向き合い続けて気付いたんだけど、、、、

 

「虐待は連鎖する」っていう説はウソ。

 

歴史上の偉い学者たちが導き出した説なんだろうけど、私にとってはデタラメだわ。

 

この説を信じている人や、この説に逃げている人は虐待にはしるかもね。

 

【自分は何を信じるか】

 

けっきょくはこれですよ。

 

「虐待は連鎖しない」

「私は幸せになる」

「私は絶対に大丈夫」

 

これを本気で信じてきたから、私は幸せになれた。

 

 

 

他人が唱えた説より、自分が唱えた説の方が効くんだよ。

 

だって、自分が創造主だから。

 

 

だれのせいでもなく、

自分。自分。自分。自分が起点。

 

私は、私が幸せになることを唱え続けるわ。

 

 

 

 

では、今日はこのへんで。

またね🌟