ある人から、「仙人のおしえ」という昔ばなしを教えてもらった。
あらすじ↓
昔々、吾一(ごいち)という名の孝行息子がいた。
吾一の母は、目が見えない。
吾一は夢の中で、神のお告げを聞いた。
「母親の目を治したければ、山の頂上にいる仙人に聞きなさい」
吾一は、山の頂上を目指した。
その途中、村の長者に呼び止められた。
長者は「わしの娘は不治の病で寝込んでいる。どうしたら治るか、仙人に聞いてほしい」と、吾一に頼んだ。
吾一は「わかった。聞いてくる」と約束した。
次は、農家の男に呼び止められた。
農家の男は「みかんの木があるのだが、3年も実がならなくて困っている。どうしたら実がなるか、仙人に聞いてほしい」と、吾一に頼んだ。
吾一は「わかった。聞いてくる」と約束した。
次は大蛇に呼び止められた。
大蛇は「どうしたら龍のように空に昇ることができるのか、仙人に聞いてほしい」と、吾一に頼んだ。
吾一は「わかった。聞いてくる」と約束した。
吾一は、仙人の家に到着した。
仙人は「質問は3つまで受け付ける」と言った。
吾一は、母親の目を治してあげたかった。
しかし、質問は3つまで。
どれか1つを諦めなければならない。
吾一は、村の長者、農家の男、大蛇から託された質問を優先した。
仙人から答えをもらい、村に戻った。
吾一は、村の長者、農家の男、大蛇から感謝され、貴重な宝をたくさんもらった。
家に帰り、吾一は母親に謝った。「今回は目の治し方を聞くことができなかった。すまない」
母親は「謝らなくていいんだよ。無事に帰ってきてくれただけで嬉しいよ」と、吾一の無事を喜んだ。
その瞬間、もらってきた宝が金色に光りだした。
そして、母親の目が突然見えるようになった。
吾一と母親は大喜び。
めでたし めでたし。
目が見えるようになってよかった。
ホントによかった。
吾一、立派だったね。
お母さんも、立派だったね。
神は、愛のある人を助けるんだね。
私は話を聞きながら号泣した。
まさか、昔ばなしで泣くとは…。
とてもいい話だから、YouTubeにあるかな?と探してみた。
あった↓
この話の中には、たくさんの愛がある。
愛だらけの素晴らしい世界。
動画を見て思った。
途中で出会った村人と大蛇は、実は神だったのでは、、、。
神は、村人や大蛇に扮して吾一の言動や心の中を見ていた。
吾一が誰に対しても優しく接し、見返りを求めずに尽くしたから、最後にたくさんの宝を与え、望みも叶えてくれた。
宇宙・高次元の愛は美しい。
とにかく、美しい。
泣けてくる。