シリーズ・機能不全家庭
今日は⑤「督促状に怯える日々」を、お届けします。
私の親は、支払い期限を守れない人だった。
【給食費の滞納】
父も母も仕事をしており、収入はあった。
しかし、給食費をきちんと納めず、何ヶ月も滞納していた。
私は担任に呼び出され、「大事な手紙だから、お家の人に渡してね」と、督促状の入った封筒を手渡された。
一度や二度ではなかったから、先生から声を掛けられる度にビクッと怯えるようになってしまった。
クラスメイトがいる中で手紙を受け取るから、すごく恥ずかしかった。
先生に家庭の事情を知られるのも嫌だったし、「私が給食を食べるのを、先生はどう思っているのだろう…」と考えてしまい、給食の時間が苦痛だった。
【電話料金の滞納】
電話料金もしょっちゅう滞納していた。
当時は携帯がなく、家の固定電話が唯一の連絡手段だった。
滞納すると回線が停止してしまうため、誰とも連絡がとれなくなる。
中学生のとき、クラスの男子と両思いになり、デートの約束をした。
「デートの予定は、あとで電話で決めよう」ということになり、家に帰った。
さっそく彼に電話したが、回線が停止して繋がらない。
デートの話し合いができないまま、時が流れていった。
公衆電話から父に連絡し、電話料金を早く支払うようにお願いした。
夜になって、やっと回線が通じた。
彼は、「家に電話したけど繋がらなかったよ。電話どうしたの?」と、不思議そうに聞いてきた。
電話料金を滞納したなんて言えないから、「電話が壊れちゃって、、、ごめんね」と、苦し紛れの嘘をついた。
好きな人にだけは家庭の事情を知られたくなくて、嘘をついてしまった。
普通の家庭だったら、こんな嘘を言わなくて済むのに…。と、悲しくなった。
【保険料の滞納】
保険料の滞納もひどかった。
滞納すると健康保険証の種類が変わり、有効期限が短くなる。
保険証には【短期】と書かれているため、これを病院で提出するのはかなり恥ずかしい。
私が就職してからは、親の滞納金を代わりに支払うこともあった。
親のために何十万も支払っていたから、働いてもなかなかお金が貯まらない。
なんのために働いているのかわからなくて、「早く親と離れたい」と思い続けていた。
家のポストには、いつも何らかの督促状が入っていた。
普通は家に帰るとホッとするのに、私は帰る瞬間が一番怖かった。
ポストを開けるときの胸のざわつき、恐怖感。
これが毎日続くという…。
私の実家には、安らぎなど一切なかった。
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はい、思い出話はここまで。
親がだらしないと、子供はすご〜く悲しい思いをするのよね。
でもね、
こういう親を見て育つと、「私は絶対にこういう人間にはならないぞ!!」って覚悟できるの。
それは、並々ならぬ覚悟です。
「目覚め」て「悟る」 で【覚悟】ですから、子供のときから悟りの道に足を踏み入れていたのですw
たくましい子ですw
過酷な家庭環境で育った皆さま、
皆さまは、悟りの道におられます。
皆さまの本質は、、、、、
仏陀そのものです。神です。
「親から愛されなかった」と感じている皆さま、
いったい愛はどこにあるんだろう…。と感じながら生きてこられたでしょう。
愛は、皆さまの中にあります。
皆さまが、愛の本体ですからね。
それから、、、
「親から愛されなかった」としても、、、
本当は、
親は、愛してくれていたんです。
ひどい出来事の中にも、
実は、愛があります。
(理解するのは難しいですけどね)
では、今日はこのへんで。
またね🌟