高2の長男が、夕食を食べながら勉強するようになった。
右手で勉強、左手にごはん。
何やっとんねんw
そんなんで頭に入るの?
医学部卒・学習塾代表を務めるユーチューバーの発言
「僕は食事の時間も勉強していた。右手で勉強、左手にごはん」
これをマネして勉強を始めたらしい。
難しめの大学を目指しているから、勉強時間を確保するのに必死なご様子。
でも、冷静に考えてみてくださいよ。
食事中は五感が食べ物の方に集中しているし、脳は咀嚼や唾液分泌、消化のためにかなりのエネルギーを使う。
だから、そんな状況で勉強しても効率が悪い。
塾や予備校のホームページにも、”ながら勉強はやめよう“という記事が書いてある。
私は食事中、食べることに全集中している。
- テーブルにならんだ食べ物をしっかり見る
- 食べられることに感謝する
- 目の前の食べ物が自分の血となり肉となることをイメージする
- お茶碗の温かさを手で感じる
- 汁物の湯気の温かさを頬で感じる
- 咀嚼しながら素材の歯ごたえを感じる
- 消化器系に負担をかけないようによく噛む(内臓の様子までイメージする)
- よく味わい、幸福感に浸る
- 食べ物に含まれている自然のエネルギー(土、太陽、水など)を感じる
- 食べ物が喉、食道を通過するのを感じる
- お腹の声を聞いて適量を食べる
- 体にエネルギーが満ちていくのを感じる
- すべてに感謝してごちそうさま
食事をするだけで五感が鍛えられる。
食べているとき、口から腸までの消化器系のあたりにエネルギーがギュっと集まっているのがわかる。
また、食事専用の脳の回路が起動する感覚もわかる。
五感が研ぎ澄まされると第六感が開けるらしい。
私は長男に「第六感はひらめきと直感のチャンネルだから勉強に有利にはたらく。学力を伸ばしたいなら食事に集中して、まずは五感を鍛えなさい」とアドバイスした。
長男はどんな職に就きたいのか話さないが、BIGな野望を抱いているようだ。
いわゆる「成功者」を目標にしている。
私はアドバイスを続けた。
「偏差値も大事だけど、“食べる”という基本的な行為をないがしろにしていたら成功者にはなれない。世界の成功者たちは自分自身を整えている。ひとつひとつを丁寧に生きているから人生うまくいくんだよ」
「日々の食事を当たり前と思わないこと。食事は愛の結晶だから、心から感謝して食べなさい。一食一食が奇跡ですよ。こういうことがわからない人は、どこに行っても通用しない」
「目の前の小さなことに愛を向けられますか?当たり前と思わずに、どんなことにも感謝を向けられますか?あなたはどう生きますか?」
長男は正座して真面目に聞いていた。
そして「勉強も食事もどっちも大事にする」と答えた。
さすが天才。
模範解答出ましたw
かなり本気モードでアドバイスしたから、じわりじわりと浸透していくと思われます。
ちゃんと伝えられてよかった♪